米国で野生の淡水魚とダイバーの意外な友情が話題になっている。
ダイビングが趣味のレックス・コルブラさん(40)は2021年9月、ウィスコンシン州のある湖で、1匹のコクチバスと“友達”になった。親しげに近づいてくるので、ザリガニやナマズの切り身をあげたりした。そしてレックスさんが水中で喉を鳴らすと、姿を現すようになったという。
そのバスの顔にはルアーによってつけられたと思われる特徴的な傷があり、間違えようがなかった。レックスさんは魚を「エルビス」と名づけ、湖に来るたびに同じ場所に行き、エルビスを捜し出して、遊んでいる。
レックスさんがエルビスとの交流を撮影した動画をティックトックに投稿したところ、共感を呼んで話題に。米紙ニューヨーク・ポストなどの主要メディアでも取り上げられている。
ただ、レックスさんが心配しているのが、コクチバスが人気の高い釣りの対象であること。リリースされても傷がもとで死ぬかもしれないし、食べられる魚なので釣られたらフライにされるかもしれない。そのため湖の名前は秘密に。
毎回、会えるかドキドキするという。レックスさんとエルビスの友情ができるだけ長く続きますように。興味のある方は「@elvisthesmallmouth」でググってみてください。