セアカゴケグモ、長野市内で見つかる 特定外来生物、かまれると痛みや腫れ 県内6例目の確認

 県は3日、長野市篠ノ井御幣川の集合住宅で、特定外来生物のセアカゴケグモ1匹が見つかったと発表した。けが人はいない。県内での確認は飯田市、下伊那郡松川町、駒ケ根市、諏訪市、上田市に続き6例目。

 県によると、6月29日午前9時ごろ、集合住宅のベランダで住民がクモを見つけて殺虫剤で駆除。7月3日、県長野地域振興局に通報した。駆除された個体は処分済みで、残された写真から環境省信越自然環境事務所(長野市)がセアカゴケグモと確認した。周辺で他の個体は見つかっていない。

 セアカゴケグモはオーストラリア原産。かまれると痛みや腫れが出る。症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で治まる。県は、見つけた場合は素手で触らず殺虫剤などで駆除し、市町村や県に連絡するよう呼びかけている。

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