滋賀・琵琶湖博物館、本来は駆除される「ブラックバス」を天丼に! キッカケはYouTuberの動画

「滋賀県立琵琶湖博物館」(滋賀県草津市)内のレストラン「にほのうみ」に、琵琶湖の固有種「ビワマス」と外来種「ブラックバス(正式名:オオクチバス)」の天ぷらが規格外に乗った4kgの巨大天丼が新メニューとして登場。1月17日より販売をスタートした。

 ブラックバスは在来種を脅かす存在として、本来であれば駆除される魚。しかし同博物館では、駆除するのではなく食を通じて琵琶湖の生態系について学んでもらいたいという思いからブラックバスを調理した。「湖の幸の天丼」(1200円)を開発し、多いときには月1000食以上売り上げるという。

 そんな人気メニューが「ブラックバスの駆除に貢献したい」という思いからボリュームアップし、1日1食限定で販売されることに。丁寧に下処理され、オリジナルブレンドのハーブ塩をまぶしたブラックバスは臭みもなく、弾力がありながらも白身魚ようなあっさりとした味わいに。 天丼4kgと味噌汁1kg、総重量約5kgという、デカ盛りメニューとなっている。

 メニュー開発の背景について、広報の福井ゆめさんは「昨今はさまざまなYouTuberさんが来て下さり、いろんな切り口から同館の魅力を発信してくださっているのですが、なかでも『レストランのメニューを全制覇してみた』という大食い動画の伸びが良く、『食』を通じてアピールしていくのもひとつアリなのかなと」とコメント。

 「にほのうみ」では天丼のほか、近江牛を使ったコロッケバーガーや他人丼、地元の農業高校とコラボした琵琶湖カレーなどがいただける。「日本一大きな琵琶湖の幸 デカ盛り天丼」は1万5000円(要事前電話予約、1グループ4人までの複数飲食可能)。

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