海外から持ち込まれた有害な生物=特定外来生物についてです。 山梨市の琴川ダムで特定外来生物の「コクチバス」の生息が確認され、本来必要のない駆除作業が生じたとして、漁協が警察に被害届を提出しました。
コクチバスは北米原産の特定外来生物で、アユなどの在来種を食べるため飼育や放流が禁止されています。
山梨市の琴川ダムでは3年前コクチバスの生息が確認され、漁協などはこれまでに1021匹を駆除しました。 経費はおよそ500万円に上ります。
山梨県漁連と峡東漁協はダムでは自然に遡上することは不可能で、何者かが故意に放流した可能性が高いと判断しました。 そして、本来必要ない駆除作業で通常業務が妨害されたとして警察に被害届を出しました。
山梨県漁連によりますと、こうした密放流に関連する被害届の提出は全国で初めてとみられるということです。