今年10月、広島県の福山港に陸揚げされたコンテナから強い毒を持つヒアリが見つかったことを受け、環境省と広島県が調査を行ったところ、同時に輸入されたコンテナを含め、あわせて7万匹以上のヒアリが確認されました。国内で1度に確認されたヒアリの数としては過去最多です。
環境省によりますと今年10月、広島県の福山港に陸揚げされたコンテナからヒアリが見つかりました。
このコンテナと同時に輸入されたコンテナ6個はその後、荷主によって燻蒸殺虫処理が行われましたが、作業後にコンテナ内を調べたところ、女王アリ20匹以上を含む7万匹以上のヒアリが確認されたということです。国内で1度に見つかったヒアリの数としては、これまでで最も多いということです。
また、福山港の周辺およそ2キロメートルの調査では、ヒアリ類は確認されていないということです。 ヒアリは強い毒を持ち攻撃性の強い南米原産のアリで、環境省は、「要緊急対処特定外来生物」に指定し、来年4月から対策を強化することを決めています。