セアカゴケグモ、石川で1年ぶり確認 子どもは咬まれるとまれに重症化する恐れ

 石川県は9日、宝達志水町内で、神経毒のある特定外来生物「セアカゴケグモ」の雌1匹が見つかり、駆除されたと発表した。県内での発見は11例目で、昨年11月16日以来1年ぶり。子どもや高齢者がかまれるとまれに重症化する恐れもあるため、県は注意喚起している。

 セアカゴケグモは体長5~10ミリ程度で、雌のみが毒を持つ。雌は全体的に黒く、背中や腹部に赤い模様があり、雄は茶褐色。かまれると針で刺されたように痛く、発汗や吐き気を催す可能性もある。症状は数時間から数日で軽くなるという。

 県はもし見つけた場合、触らずに直接踏みつぶすか、殺虫剤で駆除するよう呼び掛けている。

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