琵琶湖で外来魚釣り大会 ブラックバスなど23キロ駆除、肥料などに活用

 琵琶湖の固有魚のホンモロコやフナなどを守るため、「外来魚有効利用釣り大会」が2日、大津市浜大津の大津港周辺であり、親子連れら550人が、ブルーギルやブラックバスを釣り上げた。

 外来魚を駆除するとともに、琵琶湖の環境保全について考えてもらおうと、滋賀県と日本釣振興会滋賀県支部が開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催は3年ぶり。

 参加者は桟橋近くでちくわやエビを釣り針につけて、さおを垂らしていた。参加した小学4年の男子児童(9)=京都府八幡市=は「最初ギルを釣れたときはうれしかった。今度は固有魚も釣ってみたい」と笑顔を見せた。

 約4時間で、ブラックバスとブルーギル合わせて約23キロを駆除した。同振興会によると、外来魚は年々減少傾向にあるという。魚は回収の上堆肥化し、肥料などに活用する。

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