琵琶湖の固有魚のホンモロコやフナなどを守るため、伊庭内湖外来魚駆除釣り大会がこのほど、滋賀県東近江市伊庭町の「能登川水車とカヌーランド」周辺であり、同市在住の親子連れら約110人が、ブルーギルを釣り上げた。
地元住民で組織する「伊庭の里湖(さとうみ)づくり協議会」などの主催で12回目。新型コロナウイルス感染症対策で対象は東近江市民のみとした。
参加者は桟橋近くでさおを垂らした。小学4年生の女児(9)は「友達と一緒に参加した。魚が釣れてうれしかった」と笑った。釣果は中学1年生の男子生徒(13)の最多の41匹だった。
約2時間で、ブルーギル計79匹(3・2キロ)の外来魚を駆除した。ブラックバスはゼロだった。同協議会によると、外来魚は年々減少傾向にあるという。魚は地元漁協が回収し、肥料などに利用する。