アカミミガメ対策、殺処分も 飼えない場合、環境省が周知検討

 岐阜県は22日、美濃加茂市の古井町と太田本町で特定外来生物「アルゼンチンアリ」の生息を確認したと発表した。毒はないものの、繁殖力が旺盛で在来種を駆逐し、農作物に被害を及ぼす恐れがあるという。

 アカミミガメに対し、国はアメリカザリガニとともに飼育や譲渡は認める一方、新たな個体の輸入や販売、川や池への放出を禁止する方針で、規制範囲を見直した外来生物法改正案が今国会で審議されている。

 同日開かれた衆院環境委員会で、大岡敏孝環境副大臣は「できれば終生飼養をお願いするが、殺処分のやり方などは国民に分かりやすく周知したい」と述べた。

+Yahoo!ニュース-国内-共同通信