繁殖力が旺盛 特定外来生物“アルゼンチンアリ”が複数生息 岐阜・美濃加茂市

 岐阜県は22日、美濃加茂市の古井町と太田本町で特定外来生物「アルゼンチンアリ」の生息を確認したと発表した。毒はないものの、繁殖力が旺盛で在来種を駆逐し、農作物に被害を及ぼす恐れがあるという。

 県によると、20日に住民が見つけて可茂県事務所に連絡し、同事務所が現地調査をして検体を採取。古井町と太田本町にまたがる約0・03平方キロの範囲で複数の生息が確認され、22日から緊急防除を始めた。

 アルゼンチンアリは茶褐色で体長2・5ミリほど。県内では昨年、可児市で見つかっているほか、過去には各務原市や加茂郡坂祝町でも生息が確認されている。今後、県は引き続き防除や、周辺地域の生息状況の調査などを行う。

+Yahoo!ニュース-地域-岐阜新聞Web