池の水抜いたらブルーギルが3千匹以上も…緑地で『池干し』外来種を駆除後水を張り在来種戻す予定

 名古屋市名東区の「猪高緑地」で14日、池の水を抜いて生態系を脅かす外来種を捕獲する「池干し」が行われました。特定外来生物のブルーギル3386匹など、多くの外来種が見つかりました。

 名古屋市名東区、市民のオアシス・猪高緑地。ため池の水を抜いてみると、何やらうごめく物体が…。

 生態系を脅かす外来種を捕獲する「池干し」が14日に行われ、自然保護団体や地元小学生などおよそ100人が参加しました。

 池からは日本に古くから生息するナマズやフナ、オオヤマトンボのヤゴが見つかりました。

 また「コイ」はほとんどが外来種で、絶滅危惧種のニホンアカガエルの卵などを食べてしまう大食漢だといいます。

 環境省が2005年に特定外来生物に指定した、日本の池の生物を食い荒らすブルーギルも3386匹見つかりました。

名東自然倶楽部の会長: 「幼魚をどんどん食っちゃうので。モツゴとかメダカにとっては、ものすごい脅威ですね。(ヤゴが食べられるなど)トンボの種類が半減していると聞いているので、20~30年の間に」

 他にも、外来種のウシガエルのオタマジャクシ292匹に、大量のアメリカザリガニも。外来種はこの後駆除され、池には再び水を張った後、後日在来種を戻すことになっています。

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