「駆除」追い付かず…オオハンゴンソウ、福島県内ほぼ全域分布

 黄色い花を咲かせる北米原産の植物で、特定外来生物に指定されている「オオハンゴンソウ」が県内のほぼ全域で見つかっている。駆除と生態研究を行ってきた「自然観察の会ふくしま」が13日までに、県内の状況を発表した。


 繁殖力が強く、在来植物を駆逐して生態系や農林業に悪影響を及ぼす恐れがある一方、県内ではほとんど駆除が進んでいないという。道路脇や川沿い、空き地などで見られ、貴重な湿原や景勝地にも侵入している。
 明治時代に観賞用として日本に持ち込まれ、庭などに植えたものが野生化したという。県内では1990年代から野生化が目立つようになった。
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