「アライグマ」など外来種問題 小学校で授業

 福岡県内で畑の野菜を食い荒らすなど被害を生んでいるアライグマの生態を知り、問題の理解を深めてもらう特別授業が、筑紫野市の小学校で行われています。

 この特別授業は、子どもたちに動物の生態を知ってもらい人への危害や農作物などへの被害をいかに防ぐか知ってもらおうと企画されました。

「増えてきたから減らす・駆除するのではなく、しっかりバランスを保たないといけない」

 自然環境や動物の生態に詳しい講師が映像やはく製を使い、特定外来生物のアライグマの見分け方など説明しました。

 福岡県によりますと、ペットとして飼われていたアライグマが捨てられ野生化し、住宅街での目撃や農作物の被害情報が相次いで寄せられていて防除の対象に指定しています。

 授業を受けた6年生の児童は、「この近くにアライグマがいるって初めて知った」「特定外来生物を駆除しなければいけない大切さや生き物の大切さが良く分かった」と話しました。

 県では引き続き、外来生物への理解を深めてもらう活動を続ける方針です。

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