近畿の水がめ、琵琶湖がピンチです。水位が最大マイナス66センチを記録しました。
27日午前8時50分時点で琵琶湖の水位は最大マイナス66センチで、おととし記録したマイナス69センチ以来の低水準だということです。
滋賀県によりますと、降水量の減少が原因とみられ、9月は平年のおよそ半減、(9月:109ミリ→平年:204ミリ【平成5年から令和4年の平均】)10月だと平年の7割程度に(今年10月:107ミリ→平年:142ミリ)とどまったことから、水位が直近1か月で2日おきに1センチのペースで低下していたということです。
こうした状況に、湖に沈んでいた坂本城の石垣が出現。今後、水位がマイナス90センチに達すると、国交省が近畿各地での取水制限を検討することになります。
県は27日、今後さらに水位が低下するおそれがあることから「水位低下連絡調整会議」を設置し、環境や生活への影響を調査するとともに今後の対応を決めるとしています。