コクチバスには「告知・罰」 密放流防止へ啓発パトロール 岐阜市の長良川

  特定外来生物に指定されるコクチバスの放流防止を呼び掛ける啓発活動が24日、岐阜市の長良川で行われました。

  コクチバスは、特定外来生物に指定されている肉食性の外来魚で、アユを含む在来魚を捕食することから、河川の生態系への影響が懸念されています。

  長良川など県内で発見が相次ぐ中、県や漁協などが調査と駆除を進めています。

  24日に行われた啓発活動には、岐阜中警察署と岐阜市から9人が参加し、釣りをする人や鵜飼の片付け作業にあたる人たちに「密放流を見かけたら警察に通報してください」などと、チラシを配りながら呼び掛けました。

  コクチバスなどの特定外来生物については飼育や放流が禁止されていて、違反すると「3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金」が科せられます。「キャッチ アンド リリース」と呼ばれる釣った魚をもう一度河川に放すことも禁止されています。

  ※岐阜中警察署 亀山真弘 生活安全課長
「コクチバスの放出等は罰則があるということを多くの方に知っていただき、密放流等を発見した場合には、警察にすぐに通報していただきたいと考えております」

  岐阜中警察署では、引き続き啓発や河川のパトロールを行うとしています。

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