刺されると激しい痛み…「コカミアリ」水島港で約30匹発見 国内侵入は初めて 岡山・倉敷市

 倉敷市の水島港で毒を持つ中南米原産の特定外来生物「コカミアリ」が見つかったことが分かりました。国内で侵入が確認されたのは初めてです。

 岡山県によりますと7月3日、岡山県の定期調査で水島港国際コンテナターミナル内のコンテナに付着しているのが見つかりました。約30匹が発見され、殺虫剤で駆除されたということです。人への被害などは確認されていません。

 「コカミアリ」は、体長約1mm~2mmで毒を持ち、刺されると激しい痛みがあり水ほう状に腫れたりします。産卵数が多く定着すると増殖したり、生息する範囲が広がったりする恐れがあります。

 「コカミアリ」が見つかったコンテナは、フィリピンのマニラの港で積み込まれ神戸港を経由して水島港に陸揚げされていました。

 岡山県ではわなを仕掛けるなどして今後も監視を行っていきたいとしています。

+Yahoo!ニュース-地域-KSB瀬戸内海放送