新潟港・東港区に「要緊急対処特定外来生物・アカカミアリ」 刺されると激しい痛み 業者に注意呼びかけ【新潟】

 アメリカや中米に生息する「アカカミアリ」が県内で初めて、新潟港・東港区で発見されました。生態系や国民生活に影響を及ぼす恐れがある「要緊急対処特定外来生物」に指定されていて、刺されると激しい痛みがあり、県は構内に出入りする業者などに注意を呼び掛けています。

 県によりますと、毎年実施しているヒアリの侵入調査の際に、26日、新潟港・東港区西ふ頭のコンテナターミナル内でアカカミアリらしきアリを約20匹発見。専門家に確認し断定されました。さらに27日にも追加調査でコンテナの下のコンクリートの目地でも発見されていて、周辺に殺虫剤を設置して対応しています。

環境省によりますと、アカカミアリはアメリカ南部から中米が生息地で「要緊急対処特定外来生物」に指定されています。まん延した場合、生態系や国民生活に被害が生じる恐れがあり「特定外来生物」より強く規制されるものです。ヒアリに比べて毒性は弱いものの、刺されると激しい痛みがあり、水疱状の腫れを引き起こします。 県は環境省や港湾運営会社と協力し駆除にあたるとともに、コンテナターミナルへの出入り業者に注意を呼び掛けています。

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