北九州市のビオトープで、水辺の生物に影響をもたらすジャンボタニシを駆除する取り組みが行われました。
◆桜井記者
「ビオトープの生態系を守るため、いま人間たちが火ばさみを片手に、ジャンボタニシ駆除に向けて動き出しました」
北九州市若松区の響灘ビオトープで行われたのは、「ジャンボタニシ捕獲大作戦」と銘打たれたイベントです。
コロナ禍のため4年ぶりの開催となったこのイベントには、近隣の工場で働く人などおよそ80人が参加しました。
ジャンボタニシは南アメリカ原産の外来種で、ビオトープの水草を食い荒らすなど生態系を破壊してしまう恐れがあることから、この施設では定期的に駆除しているということです。
◆訪れた人
「楽しいですね。『やっぱり見つけられない』ってみんなが言っている中で、自分が見つけられたらやっぱり優越感がありますね」
◆訪れた人
「ビオトープだから環境を守らなきゃいけない。生物が、より良い暮らしをするためには、ジャンボタニシは駆除した方がいいのかなと思いました」
およそ15キロのジャンボタニシが捕獲されたということで、担当者は、「親子で自然と触れ合って環境保護の大切さを学んでいただければ」と話していました。