愛媛県が侵略的外来生物に指定している中国大陸原産の鳥「サンジャク」が南予や高知県に生息域を広げている可能性があるとして愛媛県は12日までに、情報収集と生態系や農業被害の把握に努め、高知県と連携して対応する方針を示した。
高知県鳥の「ヤイロチョウ」の保護に取り組む「生態系トラスト協会」(高知県四万十町)の公開質問状に対し愛媛県が昨年12月に回答した。県は取材に、約20年前に宇和島市の南楽園から約30羽のサンジャクが逃げ出していたと説明。協会が捕獲したサンジャクについて「可能な範囲で受け入れに協力する」とし、南レクなどと協議を進めるとしている。