三重大学は、キャンパス内で生息していた絶滅危惧種指定のメダカを構内で保全する取り組みを進めています。
生息環境の悪化や外来魚の捕食などの影響で、日本に分布している2種類のメダカはいずれも絶滅危惧2類に指定されています。
三重大学では、構内の水路で発見されたミナミメダカを同窓会も含めて大学全体で保全する取り組みを進め、クラウドファンディングで集まった支援金で構内の池を補修しました。
エサをやるなどして繁殖を繰り返すことで警戒心が薄くなる「家魚化」することなく、より自然に近い環境で保全することができます。
三重大学では、生物は同種のものでも地域によって特性が異なることから、それぞれの地域で保全することが重要だとして、継続的に取り組んでいきたいとしています。