「外来種セミを極上のおつまみにしよう!」「今年一番ぐらいうまいかも」 誰もまねできない料理と食レポが200万回再生と大反響を呼ぶ

 夏の風物詩である「セミ」を極上のおつまみに変身させる動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で186万回再生を突破、「ちゃんと生態系を崩さないように外来種を食べて貢献してるの尊敬する」「いつも変なので食べ物作ってるけど最終的には、しっかりした料理になってるの草」などのコメントが寄せられています。新たな世界を知ってしまった……。

 ※本記事には幼虫やセミが調理される動画、写真が掲載されています。虫が苦手な人は閲覧注意です。

 投稿者は、登録者数109万人のYouTuber「ホモサピ」さん。タニシのだしラーメン、ドングリからチョコレート、ザリガニからパスタソースを作るなど、身近な生き物をとっておいしく食べる動画を投稿し人気を集めています。エッセイ『地球は食べ物 いきもの獲って食べてみた日記』(KADOKAWA)も販売中です。

 今回ホモサピさんがターゲットにしたのは、夏の風物詩であるセミ。ホモサピさんによると、羽化したての真っ白な「ソフトシェル」と呼ばれる柔らかい個体は、極上のおつまみになるとのこと。セミが、極上のおつまみに……?

 ホモサピさんが捕まえていくのは、在来種のセミではなく中国原産の外来種、「タケオオツクツク」。ツクツクボウシの近縁種で竹林を好み、捕まえて食べても日本の生態系に影響を及ぼさないんだそうです。

 竹林で次々とタケオオツクツクを捕まえていくホモサピさん。途中、クワガタにはさまれるハプニングがありつつも、セミ知識を紹介しつつ、羽化したてのタケオオツクツクを次々とゲットしていきます。

 ソフトシェルゼミは羽が伸び切る前がおいしいそうで、家のカーテンに幼虫を引っ掛けておけば、羽化したての個体が手に入るとのこと。そこで幼虫も次々に捕まえていきます。職人技のようだ。

 たくさんの羽化したての個体・幼虫と帰宅したホモサピさんは、さっそくカーテンに幼虫たちをつけて、今か今かと羽化まで待機。「セミ栽培の自動化に成功」するなど、大胆な発想も披露しました。

 さて、いよいよソフトシェルゼミたちの調理を開始します! 本日のメニューは、エビピラフならぬ「セミピラフ」。

 人参、玉ねぎを手際よくみじん切りにし、フライパンに火をつけます。オリーブオイルを熱してにんにくを入れ、香りが出たら、ここでタケオオツクツクたちを投入。ホモサピさんによると、「野菜の前に入れて下さいね」「最初に火を通したいです」とのこと。

 セミたちがキツネ色になったら、野菜とスパイスミックスを入れていきます。ごはんと切ったいんげんを入れて、遂に完成です!

 今回エビピラフならぬ「セミピラフ」を作ろうと思ったのには理由があり、それは「セミを素揚げにした後の油は、めちゃくちゃエビの香りがするから」なんだとか。セミとエビにそんな共通点があったとは……。

 そして実食です! 一体どんな味なのか。ふたを開けると、「今年一番ぐらいうまいかもしれない」と大絶賛の結果となりました……! 動画を見ていると「もしかして、セミっておいしそうかもしれない……」と思ってしまうホモサピさんの食レポは、ぜひ動画でご確認ください。

 外来種のセミが極上のおつまみに変貌を遂げる様子には、「料理のレシピをくれる神チャンネル。圧倒的面白さ、投稿に感謝」「ほもさぴさんだから安心して見れるけど、今日のやつ常人には余りにも地獄絵図でずっと笑ってた」「ゼッタイに食べたくないことは変わらないけど、ちゃんと料理してる」などのコメントが寄せられています。

 ホモサピさんは、他にも「田んぼの水路にいたもの鍋」や「水路に捨てられたペットを塩焼きで食う」など、誰もまねできない料理動画を投稿しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「ホモサピ」さん

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