県内初 オオサンショウウオ「交雑種」を確認 広島

国の特別天然記念物オオサンショウウオと中国産の外来種との「交雑種」が、県内で初めて確認されました。

5月に広島市内の八幡川で見つかったのは、チュウゴクオウサンショウウオとの「交雑種」5匹です。

チュウゴクオウサンショウウオは1970年代に食用として中国から輸入され、野生化したとされています。

交雑種はこれまでに京都や三重などで確認されていますが、県内で見つかったのは初めてです。

広島大学総合博物館 清水則雄准教授「日本固有のオオサンショウウオが消滅する危機です。さらに(今回は)大型の個体が見つかりましたので、かなり昔から入っていた可能性も考えられる」

交雑種が増えると在来種のさらなる減少につながるとして、広島大学などは今後、詳しい調査を進めるということです。

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