「外来トカゲの繁殖防ぐ」 那覇の末吉公園でボランティア草刈り 沖縄自然環境ファンクラブ

 沖縄自然環境ファンクラブ(藤井晴彦代表)は9日、国の特定外来生物のトカゲ「グリーンアノール」の生息域拡大を食い止めるため、沖縄県那覇市の末吉公園でボランティアによる草刈り作業をした。同クラブが主体となって侵入防止を目的とした活動をするのは初めてで、今後も同公園を中心に繁殖を防ぐ活動を展開していく方針だ。作業中、県が設置しているトラップにかかったグリーンアノールの個体も発見された。

 同クラブによると、今年の2月1日~4月7日に同公園周辺でトラップにかかった99匹のグリーンアノールを確認。公園の駐車場付近でも個体が発見された。同クラブは車両に紛れて他地域に生息域が拡大することを懸念し、草刈り活動に乗り出した。

 グリーンアノールは繁殖力が高くて日当たりの良い場所を好み、民家の庭や公園の林縁で活動する。生態系などに重大な被害を及ぼす恐れがあるとして、県は防除の優先度が高い「重点対策種」に指定している。

 同クラブはこの日、生い茂った草地などを中心に作業をした。藤井代表は「日当たりの良い草地をなくすことで、侵入場所での繁殖を食い止めたい」と話した。

 同クラブはグリーンアノールの繁殖による在来種への影響を懸念し、目撃情報やトラップの設置を県に要望するなどしている。16日午後1時半から末吉公園で草刈り作業をする予定。協力者を募っている。問い合わせは森の家みんみん、電話098(882)3195。(社会部・東江郁香)

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