外来水生植物を駆除/滋賀

 世界の湖などが抱える問題の1つが、外国から入って来た動植物、いわゆる“外来種”への対策です。大津市のびわ湖岸では11日、そうした外来水生植物の駆除が行われました。

 作業に参加したのは、県内でも大型商業施設を展開するイオングループの従業員約100人です。イオングループは2014年から毎年、びわ湖岸での清掃活動に取り組んでいます。

 県や大学生のボランティア団体も協力して行われたのが、「オオバナミズキンバイ」や「ナガエツルノゲイトウ」といった外来水生植物の駆除です。近年、これらの外来水生植物はびわ湖や瀬田川で大量に茂り、生態系や環境への悪影響が問題となっています。根の一部からも茎や葉を伸ばす強い繁殖力があることから、参加者らは根を残さないように注意しながら慎重に駆除に取り組んでいました。

 イオングループでは、今後も継続してびわ湖岸での環境活動に取り組んでいきたいとしています。

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