沖縄県内でも広がりを見せている繁殖力が非常に強い外来植物「ツルヒヨドリ」を、高温水=熱湯を使って駆除しようという実証実験が、10月28日から2日間、行われました。
この実証実験は、金武町と高圧洗浄機などで知られるケルヒャージャパンが共同で行ったものです。
「ツルヒヨドリ」は、アメリカ大陸原産のツル性植物でほかの植物に覆い被さるように広がって太陽光を遮断して枯らしてしまいます。1日に10センチ伸びることもあるほど猛烈な勢いで広がり生態系に深刻な影響を与えます。
実証実験では、100度に加熱した温水をツルヒヨドリの根本に当て文字通り根絶やしにしました。
薬剤を使わないため、安全でコストが抑えられるほか土の中に残された種にも作用するので効果が長く続くということです。
ツルヒヨドリは、沖縄本島や石垣・西表島で広がりを見せており実験の結果が注目されます。