ミドリガメは「規制必要」専門家が提言…指定なら飼育禁止に

 外来種のアメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)について、環境省の専門家会合は、外来生物法による規制が必要とする提言をまとめた。飼育については、すでにペットとして大量に流通していることから、野外への遺棄などの弊害を軽減させる新たな枠組みでの規制を求めた。

 今後、法改正も視野に、環境省の中央環境審議会で議論される。

 現行の外来生物法では、「特定外来生物」に指定されると飼育や放流、輸入が原則禁止となる。2種はこれまで生態系への影響が指摘されていたが、特定外来生物の対象外だった。

 提言には、特定外来生物の迅速な指定への体制づくり、ヒアリなどの侵入を防ぐ水際対策の法的枠組みなどの推進も盛り込まれた。

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