静岡・藁科川でカミツキガメ 市が注意呼び掛け

 静岡市は31日、藁科川の牧ケ谷橋(葵区)の下で、特定外来生物のカミツキガメ1匹を捕獲したと発表した。市の担当者は「見慣れないカメを見掛けても手を出さないで」と呼び掛けている。


 市によると、カメは全長29・1センチ、体重6・5キロの雌。20歳前後で、ペットとして飼われていたが3、4年前に放された可能性が高いという。29日に市民から通報を受け職員が捜索したがこの日は発見に至らず、翌30日に再度捜索し、捕獲した。
 カミツキガメは北米や中米が原産で甲羅は最大で50センチ、体重は30キロを超える。雑食であごの力が非常に強く、人間の指をかみちぎってしまう危険がある。
 同市では昨年、麻機遊水池で4匹のカミツキガメが発見された。市の担当者は「外来種を絶対に捨てないで」と話した。
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