家庭菜園荒らし、罠を仕掛けたら「アライグマ」 荒々しい表情

 家庭菜園で10種類ほどの野菜を育てている、さいたま市の池頭ハツイさんの悩みの種は、畑を荒らす野生動物だ。収穫前の落花生も被害に遭った。


 こうした被害の訴えに自治体が罠を貸し出していて、池頭さんも利用してみた。すると…罠にかかっていたのはアライグマ。テレビアニメでおなじみの愛らしさはなく、荒々しい表情を見せている。
 外来種のアライグマは、ペットとして飼われていたものが逃げたり放されたりして野生化し、生態系や人体、農業などに悪影響を与える恐れがある「特定外来生物」に指定されている。アライグマは埼玉県に推計で7万頭いるといわれ、天敵がなく雑食性で、一度に多くて6頭ほど出産するなど繁殖力も強いため、さらに増え続ける恐れがあるという。
 埼玉県みどり自然課 野生生物担当の加島恭美さんは「罠を1カ所に複数仕掛けて、親子を一網打尽に捕獲する必要がある。被害を減らすために、畑や自宅の庭にアライグマの餌となるようなもの、例えば野菜くずや生ごみを放置しないことも大切だと思う」と指摘している。
(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)
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