玉野市でセアカゴケグモ初確認 宇野駅に2匹、巣含め駆除

 岡山県玉野市は1日夕、JR宇野駅で毒グモの一種セアカゴケグモ2匹が見つかったと発表した。市によると、市内での確認は初めて。人への被害は報告されていない。


 駅構内にある玉野観光案内所のスタッフが8月29日、駅舎西側の玉野サイクルステーション前で1匹の死がいを見つけ、市に連絡。市職員が中国四国地方環境事務所(岡山市)に写真を送り確認した。
 現地調査では、近くの手すり裏に巣と生きている1匹を発見した。2匹とも雌で体長約1センチ。周辺の巣を含めて殺虫剤で駆除した。
 市環境保全課は「攻撃性はないが、素手で触ると危険。殺虫剤で駆除したり踏みつぶしたりしてほしい」と話す。
 セアカゴケグモはオーストラリア原産で、背中に赤い模様があるのが特徴。雌は毒を持ち、かまれると痛みや腫れを引き起こす。輸入や飼育を禁止する特定外来生物に指定されている。
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