ゴケグモを発見 山口県が注意呼びかけ 防府・中関港

 山口県は4日、防府市の中関港内で特定外来生物の「クロゴケグモ」か「ツヤクロゴケグモ」が見つかったと発表した。いずれも雌には毒があるため、素手で触らないよう注意喚起している。


 クモは3日、中関港に到着したコンテナの中から雌1匹が見つかり、県環境保健センターで検査をしていた。クロゴケグモは岩国市の米軍岩国基地で見つかっているが、それ以外からは見つかっておらず、ツヤクロゴケグモだった場合は県内初めての確認となる。成虫になる前の個体だったため、特定は出来なかったが、それぞれ体長1センチ程度で、体色は黒、腹の部分には赤い斑紋や砂時計の形をした模様がある。いずれのクモにも攻撃性があり、咬まれると腫れたりするほか、北中米では死亡例も報告されている。
 県などは港内の調査を継続し、発見した際には殺虫剤や熱湯をかけたり、靴で踏み潰したりするなどして、直接触れないよう呼び掛けている。【林大樹】
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