オオキンケイギクを駆除 外来種、住民と町教委で 瀬戸内町管鈍

 瀬戸内町教育委員会社会教育課の世界自然遺産せとうち町対策室は26日、鹿児島県奄美大島瀬戸内町の管鈍集落で外来種オオキンケイギクの駆除作業を行った。集落住民、町教委、役場職員計15人が参加。約1時間かけて県道沿いに生えた同種を抜き取った。


 オオキンケイギクは繁殖力が強く、在来種を駆逐し、生態系に害を及ぼす可能性があるとして「特定外来生物」に指定されている。同集落では、県道沿い約30メートルにわたって繁殖していたのを県自然保護推進員が発見し、同対策室に通報。駆除作業は結実期(6〜9月)を迎えた同種がさらに繁殖しないようにと、急きょ集落と共同で企画された。
 オオキンケイギクを駆除する際は「種子や根を落とさないように袋を密閉して枯らせる」などのルールがあり、担当者は「もし見つけたら、駆除する前に連絡してほしい」と呼び掛けている。
 連絡先は電話0997(72)3799同対策室。
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