木を食い荒らすクビアカツヤカミキリの被害防止へ

 群馬県では、特定外来生物に指定されているクビアカツヤカミキリの予防対策事業を来月から始めます。


 体長が2センチから4センチほどのクビアカツヤカミキリは、幼虫が、桜や梅などの木の内部を食い荒らす昆虫で環境省の特定外来生物に指定されています。県内では太田市や館林市などで確認され、去年は3561本の樹木が被害を受けています。
 県では、被害が発生していない桐生市や伊勢崎市などに「侵入防止エリア」を設け、エリア内のサクラ約4000本に幼虫の駆除に効果のある薬剤を注入することで、被害の拡大を防ぎます。
 県は、今月下旬から来月を「クビアカ注意月間」としクビアカツヤカミキリを見つけたら最寄りの市役所や町村役場へ知らせるか棒などで叩くなどして駆除してほしいと呼びかけています。
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