カミツキガメ生息6500匹 印旛沼、19年度捕獲は1597匹

 千葉県は、印旛沼周辺で繁殖する特定外来生物カミツキガメの生息数が、今年3月末時点で約6500匹程度との最新推計を発表した。直近の2019年度の捕獲数は、過去最多だった18年度(2259匹)に次ぐ1597匹。生息数を減らすには20年度も最低約1300匹の捕獲が必要とした。


 県によると、県内のカミツキガメは印旛沼とその周辺水系に集中。人への危害や生態系崩壊を防ぐため、集中的な駆除を進めている。19年度は県の事業で1425匹、市町村や警察分で172匹を捕獲した。
 従来、推計生息数は15年度時点で3千〜4万匹(中央値約1万6千匹)としてきたが、捕獲が進み、より詳しいデータも得られたため、今回、精度の高い統計方法を適用して調べ直した。
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