梅にも外来カミキリの被害 かつらぎ町で初確認

 特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害が増えているかつらぎ町で、梅の被害が和歌山県内で初めて確認された。モモやスモモはさらに被害が増えている。


 県農業環境・鳥獣害対策室が発表した。
 県かき・もも研究所(紀の川市)や地元の県振興局、JAの職員、農家らが5月16日から26日にかけて、被害があった園地周辺を中心に見回り、被害を確認した。いずれも幼虫が排出した木くずやふんなどの混合物「フラス」が見つかった。
 梅は、既に被害が出ているスモモ園地の近隣にある2園で計7本の被害があった。
 モモは既に被害が出ているモモ園3園と近隣の1園でそれぞれ1本ずつ、被害が見つかった。スモモは、その近隣の園地2園で計6本の被害が確認できた。
 これにより県内での被害は5月26日現在、かつらぎ町と岩出市の計13園で、計43本となっている。
 県などは今後も被害調査を続け、農家らに防除対策を呼び掛けていくという。
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