狩野川にアリゲーターガー 特定外来生物、生態系へ悪影響 観賞用放流か

 沼津市中心部を流れる狩野川で8日、生態系などへの悪影響を及ぼす危険がある特定外来生物「アリゲーターガー」が釣り上げられた。体長は約1メートルで、市は飼育できなくなった観賞用の魚が放流されたとみている。


 アリゲーターガーは鋭い牙を持つ北米原産の大型の肉食魚。国土交通省沼津河川国道事務所によると、2016年の河川水辺の国勢調査では発見されていないといい、「狩野川で確認されたのは今回が初ではないか」と話している。
 県自然保護課によると、県内では昨年7月に浜名湖で捕獲が確認されている。同課は発見した際の情報提供を呼び掛けている。
 釣り上げた函南町の会社員比留間重郎さん(52)はスズキ釣りをしていた時、ルアーに食いついたという。「30年以上釣りをしてきたがこんなことは初めて」と驚きを語った。
+Yahoo!ニュース-地域-@S[アットエス] by 静岡新聞SBS