小倉城天守閣に接するお堀の浄化事業がこのほど終わり、水質が大幅に改善された。
04年12月から事業費1000万円をかけて実施した。お堀の水をすべて抜き、魚を別の堀に移したあと、ゴミを撤去して底を固化材で固めた。水約2800トンもすべて入れ替えた。
堀からは今年2月、旧陸軍の機関銃弾薬約500発が見つかったが、ほかにも自転車約20台、トラックのタイヤ、ビンや空き缶など計4トン余りのゴミが出た。また、外来魚のブルーギルが生息していたことも分かった。同市水環境課は今年度から2年をかけて、小倉城西側の堀も清掃する。【戸嶋誠司】
〔北九州版〕
4月27日朝刊
(毎日新聞)