環境、農水両省は22日、6月に施行される外来種被害防止法で規制する「特定外来生物」に指定されたオオクチバス(ブラックバスの一種)について、漁業権が設定されている河口湖、山中湖、西湖(山梨県)、芦ノ湖(神奈川県)の4カ所で飼育を認める方針を明らかにした。
両省が同日公表した、特定外来生物37種類の飼育を例外的に認める場合の基準に盛り込まれた。飼育基準について、5月12日まで一般から意見を募集する。
基準では、オオクチバスの飼育場所は運搬車や水槽、管理釣り場や養殖池など人工池に限った。
しかし4カ所の湖では漁業権が設定され、漁協がバスを繁殖させて遊漁料を徴収するなどしており、特例とした。
(共同通信)