ウシガエルやアカミミガメなど販売目的で飼育の疑い、書類送検された女「食用として販売」

 特定外来生物のウシガエルを販売目的で飼育したなどとして、警視庁は4日、食料品販売会社「千葉水産」(東京都江東区)役員の女(63)と、法人としての同社を特定外来生物被害防止法違反(販売目的飼養など)容疑で東京地検に書類送検した。

 発表によると、女は7月22日~8月7日、江東区亀戸の同社の食料品販売店で、ウシガエル6頭とアカミミガメ1頭、カミツキガメ1頭の特定外来生物計8頭を販売目的で飼育するなどした疑い。調べに「食用として販売していた」と容疑を認めている。

 特定外来生物は生態系を破壊する恐れがあるとして、無許可での飼育や譲渡が禁じられている。7月、同庁の捜査員が店内でアカミミガメが飼育されているのを見つけ、事件が発覚した。

 同庁は4日、河川敷などで捕獲したカミツキガメ1頭とウシガエル6頭をそれぞれ女に譲渡したとして、ともに中国籍で会社員の男(33)(千葉県市川市)と無職の女(39)(岡山県津山市)についても同法違反容疑で書類送検した。

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