強力迷惑植物“ふたたび増殖”…湖が見えない繁殖力の脅威

 地面が茶色で覆いつくされた場所。一体どんな所か分かりますか?

“迷惑植物”また増殖

60代
「ゴルフ場とか?」

50代
「カニの殻が並んでいるみたい」

60代
「ん!?工事している感じ…なにコレ!?」

 実はここ、野尻湖という山の中にあるダム湖。よく見てみると、湖面が見えないほど覆いつくしているのは“水草”。

 これは、特定外来生物に指定されている「ボタンウキクサ」。

 南アフリカ原産で、元々観賞用に輸入され、その繁殖力はすさまじく、東京ドーム17個分もの広さで湖面を覆っていました。

 宮崎県は2億円以上をかけ除去作業を開始。いったん、湖面が見えるようになりました。ところが湖にはボタンウキクサが復活し、増殖していました。

テクアノーツ 金岩紀彦統括部長
「葉がちぎれて、またここから増えていく。もう追いかけっこ」

 夏の猛暑の影響で、再び増殖。茎や葉の部分にトゲが生えていて、鳥や動物も食べないボタンウキクサは、人の手で除去を続けていくしかありません。

都城土木事務所 福島正寛課長
「完全に根絶することは厳しい」

+Yahoo!ニュース-国内-テレビ朝日(ANN)