「竹製品に穴」外来種のハチに注意…竹ぼうきなどに巣、刺されるケースも

 多賀町立博物館(滋賀県)は、竹ぼうきなどに巣をつくる外来種のハチ「タイワンタケクマバチ」が同町や周辺自治体で確認されたとして、注意を呼びかけている。

 タイワンタケクマバチは、台湾や中国、インドに分布。竹製品に穴を開けて巣をつくるのが特徴で、攻撃性は低く、毒性も弱いが、竹ぼうきなどを使用した際に巣から出てきたハチに刺されるケースがあるという。

 国内では2006年に愛知、岐阜両県で初めて確認されて以降、長野県から鳥取県までの各地で見つかっており、滋賀県内では17年に野洲市で初めて確認された。同町では、昨年8月に同館が町民から「竹ぼうきの中にハチがいた」と連絡を受けて調査。その後、町内などで相次いで見つかったという。

 同館の大関佑弥学芸員は「竹ぼうきに穴があれば注意してほしい。刺されても患部を洗い、市販の塗り薬などを塗れば症状は治まる」としている。

+Yahoo!ニュース-地域-読売新聞オンライン