北九州市は、若松区の小学校で1年生の女子児童3人が特定外来生物の「セアカゴケグモ」に指をかまれた疑いがあると発表しました。このうち1人は腫れや赤みが続いていましたが現在は快方に向かっているということです。
北九州市によりますと、5日午前11時ごろ若松区の小学校で、1年生の女子児童3人が校舎の入り口付近に並べられた植木鉢の近くで「指を何かにかまれた」と教師に訴えました。
3人は当時、植木鉢の片付けをしていて、「チクッとした」などと話しているということです。
市によりますと、3人の指にはかまれた痕があり、このうち、左手の小指をかまれた女子児童は6時間ほど腫れや赤みが続いていましたが、現在は快方に向かっているということです。
学校や保健所の職員が調べたところ、植木鉢の近くにセアカゴケグモのメス17匹が発見されたことから市は3人がセアカゴケグモにかまれた疑いがあるとしています。
発見されたセアカゴケグモはすべて駆除したということです。
北九州市でセアカゴケグモが見つかったのは今年度82例目で、市は見つけても触らないよう注意を呼びかけています。