1本に約25羽も…早咲き桜が散った原因は外来種の野生インコ 根元部分の蜜を狙い、花をむしり取ったか 東京・町田市

 東京・町田市で21日、早咲きの桜が地面に散っていた。桜が散った原因は野生のインコとみられ、専門家によると、インコは花をむしって根元部分にある蜜を食べ、花びらは捨てていたという。

約25羽のインコが木の上に…

 各地でまもなく開花を迎える「ソメイヨシノ」。

 見上げてみると、木の枝に緑の姿。桜が散った原因は、野生のインコだった。1本の木に約25羽止まっていたという。一方、東京・町田市では21日午前6時半ごろ、早咲きの桜が地面に散っていた。

 花をむしり取ると地面に落としていくインコ。

 撮影した人は「花をむしって、2、3回かんで捨てる事を繰り返していた。落ちた花は全部きれいで、まだ開いてすぐという感じ」と話している。

「根元の蜜を食べていた」

 日本野鳥の会 自然保護室・奴賀俊光さんは「おそらく、花の根元にある蜜を食べていた。くちばしが大きいので蜜だけ吸い取れず、花をむしって根元部分だけ食べ、花びらは捨てていると思う」と話している。

 専門家によると、目撃されたインコは「ワカケホンセイインコ」という外来種で、他の植物も咲き始めれば、桜だけを狙うこともなくなるのではないかという。

(「イット!」 3月22日放送より)

+Yahoo!ニュース-ライフ-FNNプライムオンライン