外来種のヘビ見つかる ペットとして飼われていたか 奄美大島

 鹿児島県奄美大島の宇検村の住宅地で5日、アフリカ原産とされるニシキヘビ科のボールパイソンが見つかり、拾得物(落とし物)として環境省奄美野生生物保護センター職員が一時預かりしている。

 発見された個体は体長約1・1メートル、重さ約1・3キロ。新聞配達員が5日早朝、配達先の玄関脇で発見し、捕獲して警察に届け出た。ペットとして飼われていた可能性が高いとみられている。

 ボールパイソンに毒はなく、おとなしい性格で、めったに攻撃はしないという。また、特定動物(危険な動物)ではないため、飼育許可は不要となっている。

 配達員の70代男性は「飼い主のもとに戻るのが一番」と話し、保護センターは「一個体が生態系に与える影響は少ないが、同様の事案が続けば、大きな問題となる」として、ペットの適正飼養を呼び掛けている。

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