農業被害急増でアライグマ防除へ県が協議会

 農作物被害や生態系への影響をもたらしている特定外来生物のアライグマの防除に向け、福岡県が31日、協議会を設置しました。

 福岡県によりますと、特定外来生物のアライグマは、2016年度と2021年度の比較で、発見件数はおよそ2倍、農作物被害は3倍以上のおよそ2500万円となり、生息区域や被害が拡大傾向にあります。

 加えて在来動物の捕食など生態系への影響や、人をかむなどの被害も発生しており、繁殖力も高いことから、県はアライグマを優先的に防除すべき動物と選定しました。

 31日の協議会では、有識者や自治体職員らが防除の方法などを話し合いました。

 県は今年度中に防除実施計画をまとめる方針です。

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