ヒアリの拡散や被害を防ぐため、ヒアリを「要緊急対処特定外来生物」に指定し対策を強化する。
2022年5月、外来生物法が改正され、より強い規制をかける対象として「要緊急対処特定外来生物」が創設され、政府は、22日の閣議でヒアリが初めてこの対象となることを決定した。
ヒアリに刺されるとアナフィラキシーショックで最悪の場合は死に至ることもあるなど人への健康被害が懸念され、拡散してからでは駆除が難しいことなどがその理由。
「要緊急対処特定外来生物」に指定されると、ヒアリかどうか特定作業をしている最中でも対象のコンテナなどを動かすことを禁止できるようになる。
また、通関後の物品や土地、施設にヒアリがいるおそれがあるときには検査や消毒、廃棄命令が可能となる。 2023年4月1日から施行される。