強い毒性を持ち、特定外来生物に指定されているヒアリが発見された四日市港を12日、中川康洋環境大臣政務官が視察しました。
去年10月、環境省が全国65カ所の港湾で行った調査で、三重県の四日市港では地面の舗装の継ぎ目付近から約300匹のヒアリが見つかりました。
ヒアリは攻撃性や毒性が強く、刺されると非常に激しい痛みを生じます。
12日は中川環境大臣政務官がヒアリの発見現場を視察し、殺虫剤を含んだ餌(えさ)をまいて防除に努めていることなど、ヒアリ対策についての説明を受けました。
中川環境大臣政務官は「四日市港近くにはポートビルや緑地公園があり、花火大会の会場にもなっている。ヒアリが広がることは何としても避けなければならない。しっかりと対策し市民生活に影響を及ぼさないように取り組んでいきたい」と話しました。
環境省では、四日市港で来年度も継続してヒアリのモニタリング調査を行うことにしています。