福岡の川でワニガメ捕獲 釣った魚に食いつく 保管の警察も困惑

 福岡県大川市の花宗川で24日、北米原産のワニガメ1匹が捕獲された。25日現在、飼い主や動物園などの引き取り先は見つかっておらず、保管する筑後署の職員が困惑している。


 署によると、捕獲されたワニガメは体長約80センチ、重さ約18キロ。24日昼、50代男性が釣った魚に食いつき、引き上げられた。  ワニガメは人に危害を加える危険な動物として動物愛護管理法で「特定動物」に指定されている。飼育する場合は都道府県知事や政令市長の許可が必要になり、体に個体識別用のマイクロチップが埋め込まれる。  しかし、県の保健所職員が25日に確認したところ、チップは見つからず、飼い主は判明しなかった。無許可で飼育されたか、野生化した個体から自然繁殖した可能性があるという。特定動物は動物愛護管理法の改正により、6月からペットとして飼育、保管することが禁止される。【大坪菜々美】
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