2005年05月30日

明暗を分けた40g/W.B.S.第3戦

 5月29日、茨城県霞ヶ浦を舞台にW.B.S.プロチーム・トーナメント2005第3戦が開催された。天候不順や土浦新港の港湾使用の諸般事情などにより、予定されていた第1戦、第2戦までもが立て続けに消滅(オフィシャル発表では、第1戦が中止、第2戦は延期となっている)。今回開催された第3戦が事実上、今シーズン開幕戦となり、出場アングラーはこの一戦に向けてプラクティスを重ねてきた。そんなプラクティスの情報では8kgパターンを持った選手が数名いると噂されていたが、当日は霞ヶ浦で一番北東の風を受けやすい大山付近で午前9時に瞬間最大風速10.3m/s(水温は12℃)を記録。湖西側のパターンが粉砕された。一方で、風の影響が低減される川や湖東側のパターンを持っていた選手が上位を独占した。優勝した西村嘉高/斎藤匡宣チームは清明川、花室川、桜川のシャローフラットに通じるブレイクを攻略。スピナーベイトとダウンショットリグを駆使し、6810gをウエイインした。つねにW.B.Sや関東のバスフィッシングシーンをリードしてきた西村さんは、意外にも、これが自身W.B.S.シリーズ戦初優勝となった('97にクラシックを制覇、'00にはAOYを獲得している)。2位以下には蛯原英夫/藤掛泰則組(6770g)、3位草深幸範/布川昭男組(6140g)、4位荻野貴生/峯村光浩組(6000g)、5位小野光一/藤野淳一組(5750g)、6位粟島英之/岩井孝博組(5400g)が入賞した。

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Posted by DODGE at 2005年05月30日 14:29 in スナップショット, 国内トーナメント

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