2005年03月23日

琵琶湖固有種、ワタカを放流 滋賀県水産試験場

 滋賀県水産試験場(彦根市八坂町)は22日、安土町下豊浦の西の湖で、同試験場内でふ化させて育てたワタカの稚魚を放流した。

 ワタカはコイ科の淡水魚で、水草を食べる。琵琶湖の固有種だが、湖岸の開発などによる産卵場所の減少や外来魚の影響などで、近年はほとんど見られなくなったという。ワタカの増加と、船のスクリューがからまるなどの被害を出す水草を減らす目的で、同試験場が2002年度から毎年、稚魚を放流している。
 この日は雨の中、生後9カ月で体長4-8センチの稚魚約6万9000匹を放流。同試験場の職員がバケツで西の湖に放つと、稚魚は勢いよく四方に泳いでいった。同試験場は今後も数回放流し、最終的には計約40万匹を放流するという。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2005年03月23日 10:10 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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