2005年03月05日

富士河口湖町:水産振興で漁協との連携強化 委員会設置の条例案提案へ/山梨

 ◇オオクチバス、放流許可求め 
 富士河口湖町は7日に開会する3月定例議会に、湖の水産振興を各漁協と連携して進める「富士河口湖町水産業振興委員会」設置条例案を提案する。来年3月予定の上九一色村南部との合併で富士五湖のうち四つの湖を有することになり、各湖の漁協と連携を密にして、環境省の「特定外来生物」指定リストに入ったオオクチバス(ブラックバスの一種)の放流許可など特例措置を求めるための対策や湖の観光振興などを講じる。

 同町は合併で、河口湖、西湖に加え、同村の精進湖、本栖湖も加わる。
 委員会は4月上旬にも設置される予定で、漁協組合員のほか観光関係者、環境面での学識経験者ら15人で構成。合併前から精進、本栖両湖の漁協にも参加を呼び掛ける。委員会と各漁協などが連携し、湖水の環境整備や水産振興計画の立案、調査、実践に取り組む。
 委員会設置の背景には、「漁協の事業内容などの情報が一切入ってこない」(同町幹部)という同町と漁協のコミュニケーション不足解消があるようだ。
 オオクチバスの指定リスト入りを受け、特に河口湖周辺で経済面の悪影響に対する不安が広がっている。小佐野常夫町長は「6月の特定外来生物被害防止法施行までに、(バスの放流許可などの)特例対策に、委員会からも働きかけたい」と話している。【吉見裕都】3月4日朝刊(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-山梨-毎日新聞

Posted by jun at 2005年03月05日 03:59 in ブラックバス問題, 内水面行政関連

mark-aa.jpg